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忘れられた革命軍

 投稿者:埼玉一八八四  投稿日:2016年10月31日(月)21時47分9秒
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   明治17年(1884年)10月31日。
 埼玉県秩父地方で、貧しい農民と労働者に
よる武装蜂起事件が発生しました。いわゆる
秩父事件です。これは、民衆が国家権力に戦
争を仕掛けた日本史上稀な事件です。
 歴史から抹殺された最強軍団に、この一編
の詩を捧げます。

 その昔、埼玉に、国家に正面から喧嘩を売
った奴らがいた。
 彼らは、資本家と権力者による搾取と重税
に反発し、武器を手に立ち上がった。
 悪徳金融業者を襲撃し、借金の証文を焼却
した。
 更に彼らは行政府を占拠し、埼玉県秩父地
方の分離独立を宣言、解放区が誕生した。
 しかし、彼らの天下は十日で終わった。
 近代兵器を装備した政府軍の猛烈な攻撃を
受け、解放区は崩壊した。
 民兵組織の最高指導者と幹部、末端兵士達
が逮捕された。
 裁判の結果、指導者と幹部に死刑、兵士に
無期または長期の懲役刑が宣告された。
 その後、政府とその支持勢力は、彼らを山
賊の一味と見做した。
 歴史からその存在を抹殺したのである。
 彼らは権力に立ち向かった、史上唯一にし
て最後の人民革命軍。
 その名は秩父困民党。

 
 
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